美容師の資格も看護師と同じように厚生労働省が発行する国家資格のひとつ。
高校卒業後に養成校で学ぶことにより、受験資格を得ることができます。そしてその合格率は、およそ70%とやや低めですが、これは働きながらでも通信教育で学べる施設があるからで、実際の難易度ではそれほど難しくはないと思います。
しかし、免許取得後の年収や将来性においては、看護師と比較して大きな差があり、カリスマ美容師として高収入をあげられている方もいますが、一般には平均年収で300万を下回り、また美容と言う関係から中高年になると独立開業でもしない限り、雇用先が狭くなります。特に、男性の場合は、若いうちに特定の固定客を増やしてお得意様を大事にしなければ、長くこの仕事を続けていくことは不可能です。
まだ学生でどちらの道を選択するのか迷っているのならば、間違いなく看護師の道のほうが安定して確実です。しかし、看護師の場合は、いくら努力して知識や技術を磨いても、自分で独立開業することは美容師ほどうまくいかない。看護師の開業は、目立ちはせいませんが訪問看護の業界では人気です。
今はどんな職業も独立して成功する例はほんの一握りで、圧倒的に底辺の層が多く、技術や知識だけではなかなか成功しないのが現実です。また、美容師として働く場合は、お客様のクレームや接客態度において、はるかに看護師よりもストレスがかかることは間違いありません。
でもリスクばかりを考えていては起業できません。そのため資金調達は行政が起業支援としてお金を貸してくれますし、美容協会で技術の向上やクレーム対応について支援を受けることができます。よく調べれば調べるほど今は起業支援が熱い!と感じるのはないでしょうか。